現場・店長の負担を軽減したい!
面接到達率:10~20%アップ、採用率:5~10%アップを実現した施策とは?

ヴィア・ホールディングス様 

Before
  • 応募者と連絡が取れないストレス。現場が忙しく、なかなか応募者対応に時間が割けない
  • 採用ホームページの情報が古く、デジタル世代の若者に合わせた内容ではない
After
  • SMS/LINE連携機能とらくロボ面接調整を導入。店長負担が減り、面接到達率も上がった!
  • 採用ホームページを一新し、求職者に寄り添った内容に。採用動画も主要ブランドごとに5本制作!

「やきとりの扇屋」、「オオギヤ」、「紅とん」、「魚や一丁」、「いちげん」、「ぼちぼち」、
「パステル」、「双喜亭」、「ステーキハウス松木」など多種多様なブランドを展開するヴィア・ホールディングス様。

2021年春、事業会社からホールディングス本部へ異動となり、人事企画の部署に配属。
現場の店長をしていた経験から「現場・店長の負担を軽減したい」という思いをベースに様々な施策を実行した結果、
面接到達率:10~20%アップ、採用率:5~10%アップを実現。
現場の負担減とサイト集客に向けたチャレンジについて、お伺いしました。

株式会社ヴィア・ホールディングス
経営企画部コーポレート企画室
採用ご担当者様

【取材日:2023年2月】

「店長の負担を軽減したい」その思いが取り組みの原動に

コロナウイルスの感染拡大から1年が経った2021年春、事業会社からホールディングス本部へ異動となりました。ミッションは採用・教育だけにとどまらず、人事制度の運用管理や、就業規則、ES向上など多岐にわたる部署です。

採用にかかわる業務で最初から一貫していたのは「店長の負担を軽減したい」という思いです。自分自身が、魚や一丁で店長を任せられていたときの不便さを知っていたからこその思いでした。せっかく応募があっても応募者と連絡が取れないストレス、面接に到達しないという課題。同グループ内・他の事業会社からも同様の意見を聞いていましたので、何とか改善したいと取り組みました。

店長は日々の業務の中で応募者対応だけをやっているわけではないので注力するにも限界があります。応募者対応の負担を軽減することで、限られた店長の時間を少しでも営業に割いて欲しいという思いがずっとありました。

グループ全体の課題

グループ全体で大きく共通していたのは「媒体コストへの意識の低さ」と「面接に繋がらないストレス」です。

悪しき習慣なんですが、お店に「人が足りないから求人メディア(媒体)に広告を出稿したい」と言われたら、上長は承認せざるを得ないんです。しかし、どうしてその媒体?どうしてその代理店?ともし店長に聞いたら、きっと答えられないくらい、ちゃんとした理由がなく振り返りもないんです。たいていは「昔からその求人メディア(媒体)だから」という理由です。人がいないから求人メディア(媒体)に出稿する、という短絡的な考え方がまだ蔓延しています。

加えて、本部に着任後、自社の採用ホームページを確認したところ、「古いな」と感じました。「見た目が古い」というよりは、「情報が古い」と感じたんです。制作が2014年なので、ホームページに掲載されているほとんどの方が退職されていました。また、今の若い方は文字を読むよりも動画を見るデジタルネイティブな世代なので、それに合わせた取り組みをしたいと考えていました。

現場の実態としては、採用はできているものの、採用者数と同じくらい辞める方もいる状況で、プラスマイナスゼロになって人手不足が解消できないケースも散見されていました。半年以上続けてくれると、離職率がぐっと下がるというデータも取れていますので、ここについては、採用のミスマッチを減らし、離職を減らすために、教育体制や福利厚生を見直しています。

ホームページのリニューアル、採用動画、採用チャットボット(らくロボ)など続々と施策を実施

着任して半年、状況が見えてきたタイミングで課題解決の打ち手として、いくつかのオプションを導入しました。

まずは、応募者としっかり連絡を取り面接につなげられる機能を導入し、店長の負担を減らすことに着手。21年に、応募者との連絡を取りやすくするSMSLINE連携機能と、面接到達率を上げる らくロボ面接調整機能 の2つを導入。機能は現場での利用浸透が必要ですので「採用チャットボットが自動で面接日程を調整してくれるから、面接日程決めの負担が減るよ」とメリットも伝えながら、店舗向け説明会を5日程にわたってオンラインで実施しました。

22年10月には採用ホームページの フルリニューアル(ブランドサイト制作) が完了、22年12月には 採用動画(おしごと百花) も公開しました。


複数ブランドがあるので採用ホームページをどう作るか悩む部分もありましたが、求職者目線で「串焼き業態」「居酒屋業態」「レストラン業態」で分けました。動画も、主要ブランドごとに5本制作しました。わがままをいっぱい聞いていただいて、ありがたいなと思っています。

採用動画制作は、社内提案で筋を通すために他社も検討しましたが、私の中では最初からHRソリューションズさんにお願いすると決まっていました。HRソリューションズさんに対する信頼があって、一緒に仕事したいという思いそのものが理由です。5本制作した動画全てに私も出演しています(笑)。

応募率は4ポイントアップ。3つの指標でアップをマーク、応募/採用単価はダウンの好スタート

SMS/LINE連携機能とらくロボ面接調整を導入して1年が経ちましたが、面接到達率は約12ポイント、採用率は約10ポイント上がりました。1年ごとに応募単価と採用単価を見ていますが、2021年度はこれまでと比較して、どちらも単価が下がっていました。

リニューアルした採用ホームページ、そして採用動画(おしごと百花)はイメージ通りの仕上がりでした。全体的に満足しており、やってよかったなと思っています。
動画の撮影に同行させてもらう機会は滅多にないので、現場の方とのコミュニケーション含め、良い経験になりました。

採用ホームページは、「串焼き」「居酒屋」「レストラン」全ての業態で前年度比で応募率が約4ポイントアップ(※)しました。情報やデザインを最新にしたこともありますが、業態ごとにホームページを作成したので、求職者が応募したい店舗を探しやすくなったこともあるのかな、と思います。

今は、取り入れた施策が上手く循環して、応募率・面接到達率・採用率がアップした状況になっています。


※編集部注
ホームページリニューアル前は、弊社ご支援の飲食業界の平均以下の応募率でしたが、リニューアル後は平均値を上回る高い応募率となりました。

まだまだ採用単価は下げられる。店舗の採用意識を上げたい

リクオプを使い倒すことがずっと目標です。採用単価はまだ下げられると思っています。日本の人口が減っていて、弊社でメインで働いてくれている若い人も少なくなっていますが、かといって来年その数が半分になるかといえば、そうではないでしょう(笑)?
そこをどう採っていくかは、まだまだやれる部分だと思っています。

たとえば、似たような環境・エリアであっても、応募が入る店舗とそうでない店舗って分かれるんです。結果だけ見て一喜一憂することはあっても、自分の店舗、そして自分の会社の採用が上手くいっているかどうかと気に掛ける人が少ないのではないかと思っています。「求人メディア(媒体)費用を湯水の如く使ってんじゃないよ!」って言いたくなるときもあります(笑)。

採用における店舗と本部の意識の差を埋めることは永遠のテーマですが、今後は各店舗でも媒体費や採用結果などのデータを出していけるよう推進していきたいと思います。


株式会社 ヴィア・ホールディングス

業種・企業情報
・2_フード
・1,000人以上

本社所在地 :東京都新宿区早稲田鶴巻町519 早稲田松浦ビル2階
設立: 1948年2月26日
従業員数 :単体23名、連結434名(1,095名)※2021年3月31日現在
店舗数 :362店舗(直営323店舗、FC39店舗)※2021年11月末現在
事業内容 :外食産業

※従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(契約社員、準社員)は1日8時間換算による年間の平均人員を()外数で記載

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