オプションは「付ける」ものではなくて「使う」もの
業務負荷と応募者対応を両方改善できた手法とは

イズミ様 

Before
  • 業務が忙しく応募者対応が遅くなりがち。繁忙期は特に対応が困難だった
  • 店舗によって応募された方の対応がバラバラ
  • 面接に繋がりにくく、面接出来ても条件が合わずお断りする事も多かった
After
  • 初期対応の自動化で、タイムリーに面接日設定が可能
  • 面接日設定の自動化とチャットシナリオの作成で店舗の対応が平準化
  • 応募者の希望条件を事前に確認。面接時のミスマッチが減少

中国・四国・九州地方を中心にGMS(総合スーパー)事業、NSC(近隣型ショッピングセンター)事業、SM(スーパーマーケット)事業を展開しているイズミ様。お客さまが1日中お楽しみいただけるように、店舗をひとつの街としてとらえ、さまざまな商品やサービスを提供しています。地域に根ざし、皆さまと共に歩んでいく、という姿勢で採用活動も実施されており、2014年からリクオプを利用していただいています。

今回は、2019年度から本格的に見直しを計っている全社的なコスト削減の取り組みのひとつ、「応募~面接実施」フェーズに焦点を当てて、お話を伺いました。

株式会社イズミ
能力開発部 採用課
採用ご担当者様

【取材日:2022年12月】

通常業務が忙しく、応募者対応が遅れてしまう日々・・・。

通常業務と採用業務の両立は難しいことに加えて、繁忙期は100名規模の短期アルバイトの採用業務が発生する為、早く応募者の方に連絡を取りたいと思いつつ、なかなか対応ができない日が続く状況でした。特に日中は、ご応募いただいてもすぐに連絡ができず、夕方や夜にかけて連絡を取ろうとしてもタイミングが合わず、上手く接点が取れないことに各店の店長も悩んでいました。

さらに、連絡が取れるまで何度も電話することで、対応にかかる時間が増え、業務時間の圧迫に繋がっていました。せっかくご応募いただいても、当社がアクションを起こせず、採用機会を損失していることにも大きな課題を感じていました。

また、面接に来ていただけたとしても、条件が合わずお断りするケースもあり当社にとっても応募者の方にとっても ロスが増えていることも問題となっていました。

応募者対応改善のためにチャットボット(らくロボ)を導入

応募から面接設定まで自動で行う機能があると提案を受け、2022年9月に採用チャットボット(らくロボ)を応募数の多い大型店から導入しました。

さらに同年11月から全店に導入。合わせてチャットボットのシナリオ(※)を店舗の希望条件に合わせて複数準備することで、どの店舗でも自動で事前確認ができるように環境を整備しました。

新しいシステムの導入で、店舗側には初期準備に少し負担をかけてしまいましたが
●らくロボ店舗用マニュアルを作成して、展開する
●部門ごとに面接担当が異なるため、スムーズに対応できるように部門を分けて事前にスケジュールを作成
などを行い、使いこなしていけるよう進めました。

そして、らくロボを利用するうえで大切な「面接機会につなげる」ため、面接日程の候補日が少ない店舗をピックアップしてサポートすること等も行いました。

※シナリオ
らくロボでは、希望シフトや面接日程希望日といった基本的な質問事項が登録できます

採用率が5.6ポイントUP!
1つのオプション導入で複数の課題を改善

らくロボの導入で
●タイムリーな面接日設定
●店舗担当者の業務負荷の減少
●事前に応募者の希望確認することで面接時のミスマッチの減少
が実現でき、抱えていた課題が改善しました。

安定した応募者対応を行うことができるようになり、面接設定率や実施率もあがってきています。特に採用率が前年同月比で5.6ポイントアップしました。チャットボットのシナリオを店舗の希望条件に合わせて複数準備したことで、面接時のミスマッチが減少したことが要因ではないかと考えています。

さらに、面接日設定調整の自動化とシナリオ作成で、各店の応募者対応のレベルが平準化されたことも採用力強化の大きな前進でした。

店舗から「初期対応がスムーズで楽になった」という声もあがっており、面接実施に集中できる環境も整い、次のステップへ進めるフェーズに入ってきました。

いまでは採用ホームページが採用の要

2014年にリクオプを利用開始した頃は、求人メディアに頼りきりで、経営陣も「採用」=「求人メディアに掲載すること」という認識でした。

リクオプ導入後も使いきれていない機能が多く、ATSシステムを導入したのに”宝の持ち腐れ”状態でした。私が担当になってから、まずはしっかりと使い方を理解することから始めました。使いこなせていなかった機能を使ったり、求人原稿の見直しや登録を行うなど、少しずつ活用の幅を広げていきました。仕事のイメージをわかりやすく伝えるために「おしごと百花」で採用動画の制作もしましたね。

お仕事を探されている方、イズミで実際にお仕事をされている方は私たちの大切なお客様でもあります。そのような考えからも直接自分たちの声を届けられる採用ホームページを起点とした採用活動の重要性を改めて感じています。その結果、今では応募される方の大半は採用ホームページをご覧になってご応募いただいております。

以前は「採用」=「求人メディア」だった社内の意識も変わり、「採用」=「採用ホームページ(リクオプ)」になっています。集客や面接実施、さらに定着率まで幅広くアドバイスしていただけるHRソリューションズさんに、今後もいろいろ相談しながら採用活動を行っていこうと思います。

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フォローアップ担当者より

らくロボを導入することになり、応募から面接までのフローを大きく変更しました。「課題解決に向け必要なことだから」と口で言うことは簡単ですが、現場の店舗の皆様に理解していただき運用に乗せることは大変です。本部様主導で店舗様と連携して取り組んでいただいたからこそ 実現できた結果だと思っています。

記事内ではあまり触れていませんが、実は希望条件なども細かく設定しています。このことと現在の採用状況から鑑みて、面接設定率を落とすことなく微増できていることは、素晴らしい結果だと思っています。

このような取り組みを一緒に推進できたことは、担当として嬉しいです。

株式会社イズミ

業種・企業情報
・3_スーパー
・1,000人以上

本社所在地:広島県広島市東区二葉の里三丁目3番1号
事業内容:ショッピングセンター、ゼネラル・マーチャンダイジング・ストア(GMS)、スーパーマーケット等の業態による衣料品、住居関連品、食料品等の販売など
設立 :1961年10月27日
従業員数:正社員 2,852名、パートタイマー 5,929名(単体:2023年2月28日現在)
店舗数:105店舗(単体:2023年2月28日現在)

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