鳥貴族様　

お客様に感動していただきたい！という想いから「うまい！を、気がねなく」をコンセプトに均一価格のサービス提供をしている鳥貴族様。価格だけではなく、食材・接客・内装へのこだわりと高価値なサービスを追求している企業です。アルバイト・パート採用の取り組みにも力を入れ、自社で採用ホームページを制作し「トリキ バイト部」のコンセプトでメッセージを発信していました。

今回は、コロナ禍が明け採用市場の求人動向が変化していくなかで、大きく舵を切り替える決断をした背景や経緯などを採用ご担当者様にお伺いしました。

【取材日：2023年9月】

10年続いた採用ホームページのリニューアルを検討

自社で制作した採用ホームページで募集をかけ、応募者管理は採用管理システム(ATS)で行う運用を10年ほど行っていました。

コロナ禍が明け売上が回復してきた際、採用人数を増やそうと、それなりに有料求人メディアにコストをかけて募集したのですが、見合う結果が出ませんでした。ホームページ経由の応募者は横ばいで一定数を保てていたものの、有料求人メディアに出稿して集客をしている状態。このまま有料求人メディア頼みの状況が続けば苦しくなっていく危機感、数字としても応募単価や採用単価が悪化してきている傾向だったため、自社の採用ホームページから応募者を獲得する方針にしました。つまり「採用ホームページの強化」に舵を切ることにしたのです。

とはいえ、自身は採用担当者になって日が浅く、「ホームページで集客」を行う施策の経験がなかったので、実際に何をすれば上手くいくのか？そもそもどうやればいいのか等の知見がありませんでした。そこで、ホームページのリニューアルができる企業様たちに相談してみることにしました。その中の１社がHRソリューションズさんでした。

以前から「リクオプ」の名前は知っていたので、問い合わせを入れたことでご縁が始まりました。当初、採用管理システム(ATS)は現状のまま継続利用、採用ホームページのリニューアルだけを検討の予定で、各社様に現状の課題や計測数値などをお伝えして相談をしていました。

リクオプに決めた理由

当社の現状の課題や計測数値などをお伝えしていくなかで「面接設定率に改善余地がありそうだ」と複数の企業様から話があがってきました。面接実施率や到達率のスコアを改善できそうだ、と。そんな中、最終的にリクオプに決めた理由としては、大きく２つありました。

ひとつは「自社の採用ホームページからの応募者を増やす」という目的に対して、具体的な施策とKPI指標を提案していただけたこと。将来的に応募が増える道筋が１番しっかりしていました。

２つめは、総合的なご提案をいただけたことです。
この内容を受け、ATS（採用管理システム）側も一緒にリクオプにお願いすれば管理工数の削減も含め、より高いパフォーマンスを出せると思いました。たとえば、先ほどの「面接設定率に改善余地がありそう」という話も、チャットボットなど複数のオプション機能を活用することで自動化すれば実現できる。さらに応募者対応スピードとコストの両方が改善できそうな見立てがつきました。

正直、リクオプさんの費用が高いことが気にならなかったと言えば嘘になってしまうのですが…、費用対効果を計算し、安くて効果が出ないよりも、ある程度コストはかかるがしっかりとした効果が出るシステムを導入しよう、という判断をしました。

リニューアル後、すぐに採用ホームページからの応募者が2.5倍に

2023年3月末にホームページを公開・運用開始。採用ホームページからの応募者が以前のホームページの2.5倍に。ここでまず効果を実感しました。その他の採用数、応募単価・採用単価ともに高数値が出ました。また、課題のひとつであった有料求人メディアへの出稿量を必要最小限におさえられる店舗が増えてきました。

一方で、新しいシステムの導入により現場の店舗からは戸惑いの声もありました。なぜ変更したのか？使い方がわからない等ですね。最近ようやく慣れてきて、落ち着いてきました。しっかり活用して分析・改善していくためには店舗の力が必要です。「お店の営業に使う時間」と「採用などの事務処理を行う時間」をわかりやすく整理するなど、店舗のポテンシャルが発揮できることを取り組んでいきたいです。

導入までの道のり

言い方が難しいところではあるのですが… ”思っていたよりもフォローが手厚い” という印象でした。サイト公開・運用開始までの約５カ月間のサポートはもちろん、現在も公開後のスタートアップ対応として、月1回 状況分析の定例会議を実施していただいています。月々振り返ることで、どこに課題があり、どこを強化していくか等、具体的な施策や伸びる余地がありそうな箇所などをディスカッションしているなかで、３年後の目標数値も捉えられるのではないかと感じています。会議以外でも相談に応じてもらいながら、色々とご提案をいただけています。

実は、導入したオプションの１つが想定ほど数値が伸びなかった。HRソリューションズさんにとっては耳が痛い話かもしれませんが真摯に向き合っていただき、まだチャンスや改善の余地があるところだとわかったので強化していきたいですね。


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フランチャイズ店舗へのリクオプ導入も

フランチャイズ店舗へのリクオプ導入も進めているところです。これまでもホームページに求人原稿は掲載していましたが、利用システムは各社バラバラの状態で選考状況の共有などもできていなかった。

今は採用管理システム（ATS)を十数社で導入している段階ですね。フランチャイズの管轄部署に問い合わせが入ったり、直営店のデータを共有すると「そんな分析もできるんだ！」などの反響もあるようです。導入店舗が増えてくれば、本部でしっかり分析してアドバイスできる状態に持っていけるのではないかと思っています。

直営・フランチャイズの形態を問わず、過去の慣習や採用ルールが残っている店舗もあります。良いものは残しつつ、今に合わない考え方などを見直し会社として今後どう成長させていくのか、をHRソリューションズさんと一緒に考えて構築していこうと考えています。