久原本家様　

「応募はたくさんあるのに採用できない」。アナログ管理の現場に全てお任せ状態で実態分からず。

リクオプ導入(2019年6月)前は求人メディア中心で求人活動を行っていました。当時、求人メディアに出稿すれば応募は多く集まるものの「条件が合わず」不採用となるケースが非常に多くありました。多くの応募者に対応、面接するが条件が合わないため不採用、また応募をかける…の繰り返し。応募者に対応する店舗の負担は大きかったと思います。「応募はあるのに採用できない」まさにそんな状態でした。しかし年々求人を取り巻く環境は厳しくなり、応募者獲得に苦戦する店舗も出てくるようになり、派遣スタッフに頼ることもありました。
また、応募者情報管理や応募者への対応方法は店舗によってバラバラ。会社としての統一ルールはなく、本部も実態を把握していませんでした。応募者は紙にメモやExcel等で各々が管理していましたし、応募者への連絡方法・手段等も全て店舗に一任。応募者と連絡がつかないケースも多かったと思います。応募者の最終結果、本部では一切分からない状態で、「管理」とはほど遠い状態でした。
おかげさまで事業が順調に拡大し、より多くの人材の確保が必要に。人材の確保は会社の大きな課題になっていました。

「茅乃舎で働きたい」という意欲の高い応募者が増加し、採用率も向上。求人メディア費・派遣費用の削減へ

リクオプを導入し、大きく２つの変化がありました。一つ目は応募者の変化。「茅乃舎で働きたい」という意欲の高い方からの応募が増えました。当社では面接の際に応募のきっかけや、どう検索したかを応募者に尋ねているのですが、「小さい頃から馴染みがある」「ファンです」という方が非常に多く、ありがたいです。リクオプ導入にあたり作成した採用ホームぺージは、当社の公式ホームぺージを日頃から御覧になっている方や、「茅乃舎で働きたい」という検索をした方に多く閲覧いただいています。それらの方々は、もともと当社への関心が強いことに加え、日頃店舗に足を運んでくださっていますから仕事内容・職場の様子を理解した上で応募しています。そのため、「条件が合わない」「仕事内容が合わない」といったアンマッチが大きく減り、採用に結びつく確率が上がりました。採用率があがっただけでなく、定着率も向上しており、結果的に求人メディアにかけていた費用も削減できました。また、直接雇用者が増えたことにより、派遣費用も減りました。

”自分達の想いを求職者へ伝えれば採用はできる”という自信に。今後は採用ブランディングに注力

おかげさまで「茅乃舎で働きたい」という当社で働く意欲の高い方からの応募も採用も増え、結果的に求人メディア費用・派遣費用も削減できました。なにより、自分達の想いを求職者へ伝えれば採用はできるという自信にもなりました。今後は採用ブランディングに注力していきたいと考えていますので、”茅乃舎で働く魅力”をもっと発信していきたいです。実際に店頭で働く茅乃舎のスタッフの姿が応募のきっかけになりますから教育も重要ですし、福利厚生を含めた魅力ある職場作りにも取り組んでいきたいです。
リクオプ導入により一定の成果はありましたが、当然課題もあります。求人原稿のブラッシュアップといった応募者獲得に繋がることはもちろん、応募者への対応にも改善の余地があります。店舗による応募者対応スピードの差が大きいなど、どうしても店舗の採用に関する意識に差があるのが現状です。社内で採用に関わる人の”意識”の底上げを本部から働きかけるなど、地道にやっていきたいですね。