アルバイト採用の年間スケジュールを確認しよう!

いよいよ新しい年度の始まりである4月が近づいてきました。

年間を通して必要な人材を効率的に確保するためには、「いつどのタイミングで、どのような人材を確保する必要があるのか」を事前に計画しておくことが大切です。

今回は、求職者の動向を高校生、大学生、フリーター・シニア層、しゅふ層に分け、年間スケジュールにまとめました。
採用計画を立てる上で参考にしてみてください!

更新日:2024年3月22日
記事提供:株式会社フロッグ様

4月~6月

年度が替わって人が動き出す4月は、3月に引き続き、アルバイト求職者の動きが活発な季節です。

新学期が始まり、新たな環境に慣れてきた学生やしゅふ、年度末の退職者など、求職者が増える傾向にあります。この時期には採用活動と並行して、夏休み期間に向けた求人準備も開始しましょう。

 

7月~9月

7月~9月は、求職者の属性ごとに仕事探しの動きが異なる時期です。
夏休みだけ働きたい学生や、高時給の短期アルバイトを希望するフリーターなどの応募は活発になる一方で、子どもが夏休みに入るしゅふ層の求職活動は減少します。

また、夏のボーナス支給後の退職者がフリーターとなり、求職活動が徐々に本格化していく時期でもあります。

 

10月~12月

10月~12月にかけては、冬休み・年末年始の短期アルバイトを希望する学生やフリーターの求職活動が活発になります。

クリスマスや冬のバーゲン、お正月などイベントが盛りだくさんのため、年末に近づくにつれて、しゅふ層の動きは鈍化すると考えましょう。

 

1月~3月

1月~3月は、1年の間で最も求職活動が活発になる時期です。
お正月明けは、進路が決まった学生や子どもの冬休みが終わったしゅふ層などが動き出します。

2月以降は、卒業や人事異動など人が動く時期に伴い、人手不足が顕著になります。自社で働くアルバイトの動向を把握し、人材確保に向けた計画を早めに立てましょう。

 

季節別の求人件数推移

では実際に、求人件数は季節によってどう推移しているのでしょうか。
2023年1月から1年間のアルバイト・パートの求人件数をグラフで見ていきましょう。

 

 

求人数は、毎年年初から3月下旬にかけて増加する傾向にあります。
昨年も、1月初週に816,002件だった求人件数は3月20日の第3週にかけて1,135,187件と約4割増加しました。

その後、ゆるやかに落ち着いていき、夏休み明けの9月ごろから年末需要で再び増加しているのが数値からも見てとれます。

突発的な退職が発生したり忙しさで採用に手が回らなかったりと、アルバイト採用の全てが計画通りに進むとは限らないでしょう。しかし同じ採用市場の大まかな流れを把握しておけば、ある程度余裕をもって先回りの採用活動ができます。

採用を成功させるためにも、基本的な求職者の傾向と年間のトレンドを頭に入れておくことをおすすめします。

調査概要
対象媒体:「タウンワーク」「マイナビバイト」「バイトル」「フロムエー」「イーアイデム」
対象雇用形態:「アルバイト」「パート」募集の求人情報を抽出
集計期間:2023年1月2日~2024年2月26日取得データ