「従業員資産」を財産として磨く! 退職者のスキルを「見える化」し、 即戦力として再雇用するシステムを構築。

スタジオアリス様 

Before
  • 繁忙期の人員確保が難しい
  • ライフステージの変化に伴う退職者が多い
After
  • 「経験者(OB・OG)再雇用促進」機能 を自社カスタマイズして、「サポートメンバー制度」機能を開発。退職者のスキルや希望を可視化、繁忙期の人員確保と適材適所への配置が可能に
  • 求人広告費、育成コストの軽減 と 自社を支えてくれるサポートメンバーとの関係性構築を同時に実現

目的・効果

こども専門写真館の最大手企業として成長中

全国でこども写真館「スタジオアリス」を約480店舗展開している同社。スタジオに用意された豊富な衣装と、何カットでも撮り放題というスタイルが受け入れられ、利用者数・業績を伸ばし続けています。
同社では、七五三や入学式などのこどもを対象とした記念写真撮影の需要が高く、こどもの笑顔を引き出すためには女性スタッフの活躍が欠かせません。 店舗スタッフの実に99%以上を女性が占めており、同社の成長を支える大切な存在です。

繁忙期の人員確保が悩み

同社は、こどもに特化した写真館ならではの、労務上の課題を二つ抱えていました。まず、女性スタッフが多いゆえに、妊娠・出産・育児などのライフステージの変化をきっかけとした退職が多いこと。短時間勤務制度の利用も活発で、常時、代行スタッフを必要としています。
二つ目は、平時の店舗必要人時数約5,000人に対し、繁忙期である七五三シーズンには約3倍の約15,000人と、繁閑の波が激しいこと。これを補うために、毎年の繁忙期には約8,000人の短期アルバイトを採用し乗り切っていましたが、未経験者を一から教育する労力と時間が必要なうえ、繁忙期を過ぎれば多くのアルバイトスタッフが退職してしまいます。
確実な人員確保と、適材配置。教育費をはじめとしたコストの削減。これらの問題を前に、解決の糸口として着目したのが【現場業務のスキルを身に付けたOB・OG】でした。

退職者のスキルを活用「サポ―トメンバー制度」

2007年、前年の七五三シーズンに働いた短期アルバイトへ「今年もまた働いてくれませんか」と、往復ハガキを約3,000通送付。すると、2割近い方々から再就労の意思を得ることができました。業務経験者から募ることで、有料広告費が掛からず、教育にかける労力も最小限で済みます。返信ハガキには、メンバーの基本情報に加え、例えば「ヘアーセット」「着付け」等、保有するスキルも申請してもらいました。
こうして退職者のスキルを「見える化」。店舗への適材配置を可能にしました。 現在に続く「サポートメンバー制度」のスタートでした。

■「スタッフスキルの見える化」「店舗の必要シフトの見える化」の仕組みを確立
2012年「リクオプ」を導入し、退職者を活用するシステム「経験者(OB・OG)再雇用促進サービス」をベースに構築をスタート。まずは、集めたメンバーの情報をデータベースで管理。続いて、各店舗の必要シフトを可視化し、店舗の状況に応じてメンバーを要請できる「サポートメンバー要請システム」を開発しました。
このシステムを運営する(株)アリスキャリアサービスの事業本部長、豊川弘哲氏にお話を伺いました。

サポートメンバー制度の導入で 求人広告費を6割以上を削減

■サポートメンバー制度について教えてください。
スタジオアリス退職者のスキルをデータベースで管理し、七五三や入園・入学式などの繁忙期の臨時要員、産休・育休時の交代要員として戦力化する制度です。現在、約8,500人がサポートメンバーとして登録、店舗側が必要に応じてメンバーに要請メールを送り、サポートメンバーの都合とマッチすれば、希望エリアで在職中に身につけたスキルを生かして短時間から働くことができます。

■導入の効果は?
店舗からの急なヘルプ要請にも対応可能となり、店舗シフトの充足率が飛躍的に高まりました。また、サポートメンバーの保有スキルの把握が可能になったので、店舗の要望に応じたスキルを持つメンバーを必要な時間だけ配置することができ、計画的かつ効率的に行えるようになりました。
半年間で14回の応援勤務をこなしたサポートメンバーもいて、店舗にとってその存在は非常に大きいです。繁閑差が激しくても、各店舗のサービスを安定して維持できる体制を実現できたといえるでしょう。

短期アルバイトの新規採用も少数で済むようになり、求人広告費も導入前の6割以上を削減することができました。

自身のライフステージに合わせて働ける仕組み

■退職者が「サポートメンバー制度」を活用するメリットは?
この制度はサポートメンバーにとって、自身のライフステージに合わせた働き方ができる点で大きなメリットがあります。登録メンバーの中には、結婚や出産、引越し等による生活環境の変化に伴い、仕事を継続することが難しくなった方がたくさんいます。そうした方が、短時間でも希望エリアで働け、スキルを活かして活躍できるわけですから、本人にとって非常に価値がある制度だと思います。

メンバーの連絡先などはマイページからスタッフ自身で編集できるようになっており、離職期間も「スタジオアリス」とのつながりが保たれます。スタジオアリスにとっては、「従業員資産」を財産として磨いていくことができる。商売上の顧客と同様、労働力としての個人と企業も、「リピートしていただける関係」へ昇華することで、さらなる生産性の向上が期待できるでしょう。

株式会社スタジオアリス

業種・企業情報
・その他
・1,000人以上

本社所在地 :大阪市北区梅田1丁目8番17号 大阪第一生命ビル7F
設立: 1974年5月10日
従業員数 :3,457名(2021年2月)
店舗数 :480店(2021年2月)
事業内容 :こども専門の写真スタジオ

サービスに関するお問い合わせ