【セミナーレポート】今さら聞けないIndeed PLUSとは?

今さら聞けないIndeed PLUSとは?-採用市場への影響とリクオプの対応-

2024年7月18日、HRソリューションズ主催のセミナーを開催し、350名以上の方々にご参加いただきました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

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♦開催概要

開催日程:2024年7月18日(木) 14:00〜15:00
会場:オンライン開催(ZOOM)

♦プログラム

第1部  Indeed PLUSとは?​
– HRogチャートから見るIndeed PLUS関連の求人数動向​
– データから見るアルバイト・パート採用市場​

第2部  リクオプとIndeed PLUSが連携
-連携の背景​
-リクオプの追加項目と対応事項​

質疑応答​
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Indeed PLUSとは?

第1部は、
株式会社フロッグ 営業統括部長 水野 純様がご登壇され、Indeed PLUSの概要について解説をしていただきました。本レポートでは、Indeed PLUSの基本的な部分をご紹介します。

 

Indeed PLUSとは?

2024年1月30日にIndeedが提供開始した、新しい求人配信プラットフォームです。Indeed上に求人を掲載すると、Indeedのマッチングテクノロジーが連携求人サイトの中から自動で最適な出稿先を判断して掲載します。

従来の求人サイトは「1申込=1求人サイト掲載」で各サイトにそれぞれ申し込み、入稿する必要がありました。しかし、Indeed PLUSでは、1つの投稿で最大7つの求人サイトに求人を掲載可能です。

※Indeed PLUSは配信最適化の結果、複数ではなく単一の連携求人サイトにのみ掲載される場合があります。掲載対象となる連携求人サイトの種類や掲載可能時期は変更の可能性があります。


引用元:採用企業と求職者のより良い繋がりの為に / Indeed Japan 株式会社

 

料金体系

これまでのIndeedへの課金形態と同様、クリック課金での運用となっています。
Indeed上で設定した予算内で自動運用され、クリックされた分だけ費用が発生します。


引用元:Indeed PLUSとは / Indeed Japan 株式会社 /2024年7月11日時点

 

ATS(採用管理システム)とも続々連携

Indeed PLUSは連携しているATSから一括管理することも可能です。リクオプを始めIndeed PLUS連携ATSは続々と増えており、2024年7月22日時点で20のATSと連携しています。
引用元:Applicant Tracking System Integrations

 

Indeed PLUSのメリット・デメリット

フロッグが考えるIndeed PLUSのメリット・デメリットをご紹介します。

自動で最適な連携求人サイトに出稿されるので、様々な求人サイトの利用者にリーチでき、より自社に合った応募者と出会える可能性があります。
また連携ATSからまとめて管理可能なので、煩雑な手続きが必要ありません。

一方で懸念されることとして、自動出稿のため、「このサイトに何万円、このサイトに何万円」というように予算配分を自分でコントロールすることはできません。また、出稿した求人がどの求人サイトに掲載されているかはIndeedの管理画面から確認できません。出稿状況を把握しづらい点に注意が必要です。

このようなメリット・デメリットを理解して、自社採用にどう活用していくかを考えていただければと思います。

 

Indeedのねらいと今後の動き

IndeedはIndeed PLUSを開発・提供開始した背景を次のように述べています。

当社の調べでは、日本の求職者の8割以上、採用企業の7割以上が求人サービス毎に求人情報のフォーマットが異なることを負担に感じていることがわかりました。また、9割以上の求職者が、自分にあった仕事の見落としがあるのではないか不安を感じる一方で、7割以上の企業が、自社にあった人材からの応募が少ないと感じているなど、求職者と仕事の出会いの場面でも双方に困難があることがわかりました。Indeed PLUSの3つの特徴はこれらの課題の解決をサポートします。

引用元:求人配信プラットフォーム「Indeed PLUS」1月30日より提供開始!
Indeed Japan 株式会社 / 2024年7月22日時点

求人情報・応募情報を標準化し、求職者と採用企業にとってより使いやすく出会いやすい環境をつくる意図があるようです。

またリクルートHDは今後について、

当社のマッチング&ソリューション事業の人材領域(以下「M&S事業人材領域」)は、複数のジョブボードを運営していますが、Indeed PLUSの展開に伴い、既存の転職、アルバイト・パート採用ジョブボードを、Indeed PLUS 利用ジョブボードとして運営し、Indeed Japan株式会社(以下「Indeed Japan」)と共にIndeed PLUSの普及とマーケティング活動、並びに拡販営業を行うパートナーとなります。

引用元:新求人配信プラットフォーム「Indeed PLUS」について
株式会社リクルートホールディングス / 2024年7月22日時点

と述べており、今後リクルート系の求人サイトは直接掲載ではなく、Indeed PLUSによる掲載が主流になっていくことも考えられそうです。

 

※セミナーでは、フロッグ社のHRogチャートから見る「Indeed PLUSの求人動向」や「アルバイト・パートの採用市場概況」などもお話しいただきました。

リクオプとIndeed PLUSが連携

連携の背景

HRソリューションズ株式会社​ 取締役 兼 専務執行役員の金子から「私たちがオウンドメディア事業者として どう捉えているか」という連携の背景をお伝えしました。

リクオプとしては、今回のIndeed PLUS連携対応も含めて「社会変化に適応」するために変化・改善していく方針です。

まず、求人募集の前提に「厚生労働省が求める募集要件」があります。2018年(平成30年)1月1日、職業安定法の改正が施行されました。

求人票や募集事項において、労働条件を明示する必要がある
募集者の氏名または名称
固定残業代の記載


引用元:厚生労働省 労働者を募集する企業の皆様へ

このルールは2018年に施行されていますが、なぜ今なのか?
社会背景や国の動き、民間意見などを例にして「労働者を募集する事業者として責任が求められている」ことを説明しました。

言い換えると「社会変化に対応する事業者の責任として適切な求人募集の記載が必要」であるため、リクオプでは、Indeed PLUS連携ATSとしての対応も含めた「求人掲載の流れ」を変更をする開発に至りました。

 

リクオプの追加項目と対応事項​

商品担当からリクオプの連携内容について 改修スケジュールや追加項目等について説明しました。リクオプの求人原稿を登録する管理画面の変更点や お客様ご自身で対応が必要な項目など具体的な内容をお伝えし、最後に質疑応答を行いました。

参加者の声

ご参加いただいた方々の声を一部ご紹介します。

社会変化について、背景も踏まえて理解ができました(ドラッグストア)
今後の市況感と、Indeed PLUSによってどう動いていく予測なのか理解できました。
リクオプの今後の対応方法についてもわかりやすかったです。(小売)
Indeed PLUSのメリット・デメリットについて独学では理解しきれていませんでしたが、納得することができました。(学習塾)
フロッグチャートで確認できることが時給以外もあることを知れました。(ホテル)
リクオプの修正が必要である背景はわかりやすく、どのような修正が必要であるかがわかりやすかった。(小売)
Indeed PLUS連携に必要なことの流れ、導入で変わること、管理部門での対応事項がよくわかった。(小売)
具体的な変更箇所と対応箇所の説明が分かりやすく、ご説明もとても聞きやすかったです。(物流)

ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。

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